【エフカ　特別インタビュー】ハンドメイドに生きる人になりたい！

よろしくお願いします！

有難いことに、大学卒業後就職、結婚という絵に描いたようにストレートな人生を歩んできました。
でも私自身は服飾系の専門学校に行きたく、何かをつくることを仕事にしたいと考えていました。親の望んでいることと、私が望んでいることに相違があったのです。
大喧嘩の末、結局は家の方針で普通の四年制大学に入学しました。
自分の夢を一回諦めてしまったようなものでした。じわじわと後悔の念が募り、それを払拭したいがために、いつか自分の資産にできるかなとマーケティングを大学で専攻し、クリエーターズマーケットというイベントに出店して作品を販売したり、インターンでデザイナー職を1年だけですが経験してみたり、ラジオのMCをしてみたり、映画研究会に所属して映像編集について学んだりと色々やってみました。

時は流れて私が社会人5年目の時、夫の転職で引っ越すことになりました。この時に、やっぱり夢を諦めきれないやるなら今だ！と一念発起したのがライバーを始めた切っ掛けです。
マーケティングの勉強、社会人経験、大学の間に経験したこと、全てが今に繋がっていると最近感じており、何ひとつ無駄なことはなかったんじゃないかなと思っています。
専門学校にそのまま行ってたら、私の決意が固まり切らず、もしかしたら周りのパワーに負けて夢を完全に諦めることになっていたかもしれません。
なので今では選択肢の幅を広げてくれた両親にとても感謝しています。
まだまだライバーとしてもハンドメイド作家としても不安定ですが、いつか両親をはじめ色んな人に認められる人間になりたいと思っています。

子供時代も何かをつくることが大好きでした。一緒に住んでた叔母も手芸が趣味で、叔母にひっついてビーズ遊びとかをいつもしてました。
そして実は日曜大工も好きなのですが、子供時代は近所の子と秘密基地とかもつくってました！とても楽しい思い出です。

先にいただいたご質問でも少し触れさせていただきましたが、何かをつくることに対して各方面からアプローチをかけていました。
特にクリエーターズマーケットには何度か出店をさせていただいたき、力を入れてました。クリエーターズマーケットでは始めの頃こそ他の作家さんと違う作風で勝負できていましたが、年々似た作風の人が増えていき最後には数々の作品の中に埋もれてしまう恐怖を覚えました。
自分の作品にはまだまだアイデンティティが足りないんだと自覚し、改めて自分の作品とはと考える切っ掛けにもなりました。

つくることは勿論ですが、幼少期にディズニー映画のシンデレラに夢中になっていました。

シンデレラに夢中になると言っても、王子様とのラブストーリーに憧れるのではなく、動物のお友だちたちがシンデレラの為にドレスをつくり上げていくシーンが大好きで、そして布やリボン、ビーズなどのお裁縫関連のアイテムの描写が大好きで、何度も何度も、何百回もしかしたら何千回と巻き戻して同じシーンを観たり、最初から最後まで通して観たりとを繰り返していました。
今でもたまに観るのですが、やはり同じドレスのシーンでときめいてしまいます。（笑）

一番を選ぶは難しいのですが、印象的なエピソードでいうと、クリエーターズマーケットに出展した時に美術館の方に声をかけていただいたことです。

美術館の人が、当時私がクリエーターズマーケットで販売していた商品のひとつを手に取り「うちの美術館で販売するお土産品として取り扱いたい」という風に声をかけてくださいました。
その商品は今となっては珍しくありませんが、和紙で折った折鶴のピアスでした。
その頃はレジン液(紫外線に反応し、硬化する液体)とかも主流ではありませんでした為、自分で和紙に適した硬化剤の調合を開発し、制作した自信作でした。
結局、お話をいただいただけで実現はしませんでしたが、作家として生きていきたい、いつかは実際に作品を置いていただける作家になれるように頑張らないと、という夢への意欲を更に掻き立て、自信にも繋がった最高の出来事のひとつです。

10年前…17歳なので高校生ですね！
アドバイスするならば「まだ高校生だからという固定概念に囚われないで、やってみたいことにどんどんチャレンジしてみて」です。
高校生の時、制作した作品をブログにほぼ毎日投稿していたのですが、バイト禁止の高校でしたので途中で制作費が足りなくなったり勉強で忙しくなったりという理由で「まだ早かったかも。大人になってからやり直そう」と投稿を辞めてしまったことがありました。
諦めなかったらどうなっていたのでしょうという好奇心もあり、そんな風に伝えてみたいと思いました。

「作品に対して手を抜かない」です。作品は自分の手元を離れてしまうと、もう手直しができませんので、後悔のないように制作しています。

遅咲きのマルチハンドメイドアーティスト
理由:ハンドメイド作家・ライバー・YouTuberと、多方面からハンドメイドに生きる人になりたい、今の時代だからこそ、制作者本人の世界観をまるごと伝えたいという意思からマルチハンドメイドアーティストという職業を勝手ながら確立してみました。
27歳から本気でスタートと、出出しが遅れた私ですが、いつか胸を張ってマルチハンドメイドアーティストですと言えるように頑張りたいという意味を込めてこのキャッチフレーズを考えました。

頑張りが結果に繋がる夢のある世界なんだろうなという印象を持っていました。

キラキラした人が多そうという漠然とした印象がありました。

マツコデラックスさんの番組のマツコ会議で、コロナ禍にも負けずにPocochaで頑張っている方々の特集を観て始めました。

まだまだ困難も沢山ありますが、リスナーさんが、私の夢を応援するねと言ってくれて、たくさん助けていただいてだんだんと枠が大きくなっていく過程が幸せでした。

落ち着きがないので、普段から配信の最中に失敗ばかりです。物を落としたり、忘れたり、飲み物こぼしたり、日付を間違えたり…
でもそんな私を「またエフカがやらかした〜」と優しく包み込んでくれるリスナーさんたちが大好きです。

つくることの喜び、楽しさを再確認しました。やっぱり制作したものを実際に喜んでいただけるのは嬉しくて、配信してるからこそ作品をお迎えしてくださった方々のリアルな声が聞けるのが幸せです。

ハンドメイドの宣伝塔であり、モチベーションでもあります。
ハンドメイドを少しでも宣伝できたらいいなという想いがあって始めたライブ配信ですが、今ではたくさんの方に応援いただいてハンドメイドで生きていくためのモチベーションを上げさせていただいています。

楽しい！！って思っていただけることを最近は特に大切にしています。
ハンドメイドに興味がない方でも、私の配信をきっかけに少しでもハンドメイドを知っていただけるように、まずは楽しい枠作りを大切にしています。

1週間に5日間、1日に2回、1回の配信につき2〜3時間配信しています。

辛くてモチベーションが下がってしまった時は「今まで出来なかった”ハンドメイドで生きていく”っていうチャンスが目の前にあるんだよ！？今頑張らないでどうするの！」って自分に言い聞かせてます。単純なので、これで大体頑張れます。

嫌なことはすぐに忘れて、でもその経験も糧にできるのが最強なんじゃないかなと思います。私は嫌なことがあると、嫌なことの内容を頑張って忘れられても、下がった気分を結構ずるずる引きずってしまうタイプなので、気分転換の方法を模索中です。

大変なこと、辛いことたくさんあるかもしれませんが、その分楽しいこと、嬉しいこともたくさんあるので、苦しくなってしまったら一回立ち止まって、その時に支えてくれてる人たちのことを思い出してみてください。

初めてのイベントはデビューポコトレでした。その時は途中で応援ポイントが足りなくて落選してしまいました。

「尊いプロフイベント」というイベントが直近のイベントでした。
「尊い」というアイテムのイラストのプロフィール背景がもらえるイベントで、私は普段より「尊い」アイテムを集めてて、ひとつの「尊い」アイテムにつきひと縫い刺繍をさせていただいて大きな作品を作ろうと頑張っているところなので、勝ちたい！！と強く思ったイベントでした。
リスナーの方々も「何としてもこのイベントはエフカに勝たせてあげたい」と言ってくださって、大きな流れを体感させていただけた素敵なイベントでした。

当初イベントに戦略があることを全く知らずに参加していました。今では、リスナーの方々や先輩ライバーさんからイベントの参戦への流れ等を教えていただいて、準備して取り組むようにさせていただています。

ハンドメイド作家として生きていきたいという夢を応援してるね！と言ってくださるのがやっぱり1番嬉しいです。
そう言っていただけると、応援してくださる方がいる頑張ろうっていうやる気が出るので、モチベーションに繋げさせていただいています。

いつも温かく見守ってくださってありがとうございます。まだまだ成長途中な私ですが、これからも私の成長を見届けていただけたらうれしいです。
そして配信を楽しいものにしてくれてありがとうございます！！これからも楽しい配信をお届けできるように頑張ります！

ハンドメイド作品の為の買い出しに行くことが多いです。

布とビーズと針と糸ですね！これらは呼吸をするかのように買ってる気がします。

最近読んでいる漫画で「針子の乙女」と「傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン」という作品があります。どちらも裁縫に関するお話で、布の表現やデザインにワクワクしてしまいます。「針子の乙女」は小説が原作で、小説の方もオススメです。

自分の夢へ突き進む人に惹かれます。自分も頑張ろうというエネルギーをもらえるので。でも結婚したのは、逆に私の夢に対する気持ちを大きな心で支えてくれるひとでした。人生わからないものですね。

あまり照れない人が照れてるときゅんとしてしまいます。

ハンドメイドの為の素材屋さん巡りとか理想です！旦那さんがいつも素材屋さん巡りに真剣に付き合ってくれるので、頭が上がりません！

ライバーとして一定の帯のラインで配信をしつつ、ハンドメイド作家として生計を立てること。そしてYouTube投稿も頑張ることです。
今はまだ生計を立てれるほどには安定していませんので、これからコツコツと頑張っていきたいと思います！

「あの人の作品を手に入れたい」と思っていただけるような作品を生み出せる人間になっていきたいと思っています。
誰かの人生において、憧れの作品を作れたとしたら、そこが私のひとつのゴールであり、ひとつの始まりだと考えています。

個展を開いてみたいです。
まだまだ作風が安定していませんが「これはまさにエフカの作品」と誰もが一目瞭然でわかる作品をつくれるようになった時、個展を開いてもっと多くの人に知っていただきたいです。

駆け出しのライバー兼ハンドメイド作家ですが、少しでも興味を持っていただけたら配信に遊びに来ていただけたら嬉しいです！

2021年6月末に名古屋で行われるクリエーターズマーケットに参加予定です！まだ出展のための審査中なので実際に参加できるかは未確定ですが、よかったらお立ち寄りくださいませ。