何を話したらいいか(食レポ編2)
さて、前回のおさらいをしてみましょう!
(前記事URL) https://live-haishin-navi.com/food_review
名称:ショートケーキ
形状:三角形、上部に丸い苺とクリームあり
味 :基本甘いが、苺に酸味あり
食感:基本柔らかいが、底のクッキーは固い
音 :クッキーはぱりぱりする
ふふふ……
これを食レポ風にアレンジするにはどうしたらいいのか?
こたえは簡単!
<名詞に形容詞をつける>です!!
学校で英語の授業がありましたね?
She is my sister.
彼女は私の姉です。
これに情報を付け加えるとき
She <who is very cute in school> is my sister.
<学校でたいへん可愛い>彼女は私の姉です。
こうやって姉(my sister)という名詞に情報を足していくのです。
ショートケーキもそうやって情報を足していけば
どんどん具体的でイメージしやすいものとなっていきます。
名詞に情報を足せ!!
さっきのショートケーキですが
実は「視覚」だけでもこれだけの情報を足すことができます!
さっそくその一例をつくってみましょう!
・・・・・・・・・
はい!
それでは今回のコンビニスイーツ食レポは
こちらの『ショートケーキ』(名称紹介)です!!
ちゃんとカメラに映ってるかなー?
<この小さめで、食後でも簡単に食べれちゃう大きさは「可愛い」>ですね。
それと<上に乗った「クリームはふんわり」>としていて
その隣にある<苺の赤とケーキの白は、鮮やかな「色の対比」>で綺麗ですねぇ。
ケーキ全体も<厚いスポンジとクリーム、そしてクッキー生地の「ティラミス構造」>で食べ応えがありそうです!!
では、実際に食べてみましょー☆
・・・・・・・・・
いかがですか!!?
「これはケーキです」
『種類は何ですか』
「ショートケーキです」
『どんな色をしていますか?』(視覚)
「白です。スポンジは黄色で、階層状になっています」
『どんな形ですか?』(視覚)
「三角形で、上に丸まったクリームと苺があります」
前回のこちらからの食レポの進化っぷりを!!
(`・ω・´)キリッ
ちょっとしたコツ
ここでひとつひとつ、その文章構造を分解してみましょう!
<この小さめで、食後でも簡単に食べれちゃう大きさは「可愛い」>ですね。
ここの【可愛い】は心的印象です!
○○なので可愛い、○○なので素敵。
そんなふわっとした言葉でOKです。
<上に乗った「クリームはふんわり」>としていて
【クリームはふんわり】というのは直喩です。
簡単にいえば「状態」を伝えてあげましょう。
しっとりした○○、ぷりぷりの○○なんて感じですね!
<苺の赤とケーキの白は、鮮やかな「色の対比」>
ちょっと創造してください(イマジン)。
青いカレーは食欲をそそるでしょうか、答えはNOです。
おいしいご飯というのものは、色の使い方から上手いものです(旨いだけに)
なので鮮やか、綺麗な、びびっとした、グラデーションがなんて表現しちゃいましょう。
<厚いスポンジとクリーム、そしてクッキー生地の「ティラミス構造」>
最後にちょっとした用語(ティラミス:生地が階層構造とった状態)を付け足せば
そりゃもうあなたの知的な一面をリスナーにびしっとアピール出来ちゃいます!
パレットナイフ:クリームを塗りたくるときのアレ
パートプリゼ:さくさくしたタルト生地
桐嶋、ファミレス行くってよ
そんな言い回しどこで勉強すればいいのさ?
そうお悩みのみなさま、ちょっとファミレスに行ってみてください。
本社勤めのエリート商品開発担当が
ひとつでも多くみなさんにご注文いただけるよう
それはそれは趣向を凝らした商品名を付けてくれてます。
もっとも現場まで浸透しているかは別ですが……。
私『この「ぷりぷり海老とトロける牛肉のビタミン満点野菜たっぷり秋茄子シチュー」ください』
店員『かしこまりました。秋ナスシチューですね!』
私『そうです!! 』 (´;ω;`)ブワッ
あぁ、悲劇(笑)