写真や作品投稿・宣伝にInstagram(インスタグラム)を利用しているライバーさんは多いと思われます。
フォロワーを増やしたり、投稿の閲覧数を上げたりすることはライブ配信を盛り上げるのにつながります。
本記事では、人気アカウントを育てるためにInstagramで確認するべき指標と運用方法、おすすめの分析ツールを紹介します!
・Instagramの運用方法
・Instagramの分析で確認するべき4つの指標
・おすすめの分析ツール
・まとめ
目的のためにInstagramアカウントを最適化しよう
まずは、Instagramを活用する目的を定めましょう。ゲーム実況配信、歌や楽器演奏、雑談配信、アニマルライバーなど何を売りにするかはライバーさんによってさまざまだと思います。しかし共通する大きな目的としては、”ファン獲得とライブ配信への貢献を増やすため”が考えられます。
その目的達成のためには、投稿と分析による同時並行の努力が重要となります。
分析:投稿・アカウントの分析と検証をする
投稿を続けながら、分析によってより最適と思われる投稿を考えて、検証するのを繰り返します。それを続けることで、目的達成へと近づいていきます。
Instagramの分析で確認するべき4つの指標
フォロワー数
フォロワー数はファン獲得のためにも多ければ多いほど良い数字です。まずプロフィールページを見た時に目に入ってきやすい要素ですし、このフォロワー数が多いほど「人気のあるアカウントなんだな」「信頼できるな」と思ってもらえ、ユーザーからのフォローにつながりやすいです。アカウントの営業力を上げるためにも、非常に重要な指標です。
エンゲージメント率
フォロワー数と同じくらい重要なのがエンゲージメント率です。エンゲージメント率とは、「自分の投稿にどのくらいの”反応”があったか」を示す評価軸です。”反応”とは、Instagramでいうと投稿写真の下部にある「いいね」「コメント」「シェア」「保存」などのことです。
・計算方法
エンゲージメント率=エンゲージメント数÷インプレッション数
エンゲージメント率はエンゲージメント数(「いいね」「コメント」「シェア」「保存」のような反応の数)を、インプレッション数(投稿が表示された回数)またはリーチ数(投稿を見たユーザーの数)で割って出します。
Instagramの公式インサイトでは「エンゲージメント率」が自動的に算出されることがないため、他の指標をもとに自身で計算する必要があります。ですので、エンゲージメント率をもっと手軽に分析したいという方は、エンゲージメント率の分析機能のある分析ツールを選ぶことをおすすめします。
また、エンゲージメント率を分析することにより、「いいね!」や「コメント」などといったそれぞれのアクションの指標を個別に分析する必要がなくなるため、より効率よく、そして正確に企業アカウントの分析ができます。
SINIS(サイニス)という分析ツールでは、エンゲージメント率の計算方法を変更することができます。
投稿日時
ファンになってもらいたいターゲット層によって、投稿を見てもらいやすい時間帯は異なります。投稿する時間、曜日によって閲覧数や閲覧する人の層は大きく変わってきます。投稿の分析に活用しましょう。
ハッシュタグ
Instagramでは「ハッシュタグ」という検索ワードを1投稿につき30個までつけられる仕様になっています。「#」の後ろに好きなワードをつけて投稿すると、ユーザーがそのワードで検索すると投稿に辿り着くことができます。このハッシュタグを有効に使うと、フォローされていないユーザーに投稿を届けることができるのです。
オリジナルのハッシュタグを作って投稿数を計測すると、どれだけ多くのユーザーに届いたか把握するための指標にできます。また、一緒につけたハッシュタグの組み合わせを分析ツールで調査することで、次の投稿に活かすことも可能です。
競合アカウント
自分のアカウントの分析は大事ですが、競合アカウントの分析もとても大事です。競合アカウントを分析することで、人気の投稿に共通する特徴を見つけたりして自分の投稿にも活かせるからです。
洞田貫(森美術館・広報担当):展覧会が始まる前、会期の前半、後半など時期にあわせて投稿内容を見直したり、フォロワー数の増減を日々チェックしたり、自分たちのアカウントに対してはかなり細かいところにまで目を配っていますが、加えて、SNS運営において大事なのは他社のことを知ることだと思っています。
出典:https://sns.userlocal.jp/document/casestudy/mori/
Instagram分析ツール「Social Insight」を導入してSNS運営に利用し、成果を上げている森美術館では、自分たちのアカウントのフォロワー数が突然著しく減少した際、他館のフォロワー数の動きと見比べると理由がわかったそうです。
競合アカウントの「フォロワー数の推移」や「フォロワーの属性」「投稿時間・頻度」などといった動向を観察するのは効果的です。特に「フォロワー数の推移」は、森美術館のように他のアカウントと自分のアカウントを比較することにより、初めてわかることも多いのです。
競合アカウントを分析するには、競合アカウントを比較対象に見やすく分析できるツールを選ぶと効率がよいでしょう。
おすすめの分析ツール
Instagramインサイト
Instagramアカウントのプロフィールページから見ることができる分析ツールです。フォロワーのデータ(年齢、男女比、地域など)や、投稿に対する反応の種類と数を確認できます。
インサイトを閲覧するには、プロアカウントへの切り替えが必要です。
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プロアカウントに切り替える方法(スマホアプリ)
- Instagramのプロフィールページのメニュー「≡」のマークから「設定」を選択
- 「アカウント」を選択
- 「プロアカウントに切り替える」を選択
- カテゴリを選択 ※活動内容に適するものを選びましょう
- 「クリエイター」か「ビジネス」を選択
Instagramインサイトでできること
- フォロワーの属性データ(フォロワー数100人以上から)
- 投稿のインサイト
プロフィールページからすぐ閲覧できるのでとても便利です。
注意事項
- PCで閲覧できない、スマホアプリのみ
- データの書き出し(csvなど)ができない
SINIS(サイニス)
InstagramのインサイトデータをPCで閲覧、管理できる分析ツールです。機能が多様で、便利なものが充実しています。
アンケートから、SINISユーザーがSINISを選ぶ理由は「見やすい・使いやすい」というのが一番でした。また、Instagramを運用するディレクターが機能を監修しているので、現場目線の、かゆいところに手が届く実用的な機能が充実しているのです。
SINISでできること
- いつ、どんなときにフォロワーが増えるのか
- エンゲージメント率の変動
- ハッシュタグの最適化
- 競合アカウントとの比較調査
- レポート作成の効率化
- 目標設定に必要な指標を自動算出
料金プラン
プラン名 | 値段 | 過去データ閲覧期限 | 利用できる機能の数 |
LITEプラン | 0円/月 | 45日間 | 2 |
STARTERプラン | 10,000円/月 | 無期限 | 6 |
PROFESSIONALプラン | 50,000円/月 | 無期限 | 11 |
Social Insight(ソーシャルインサイト)
Social Insightは、主要なソーシャルメディア(Twitter、Instagram、Facebook、LINE、YouTube、Pinterest、ブログ、Tik Tok)に対応し、日本最大の膨大なアカウントデータを蓄積しているのが強みです。
Social Insightでできること(SNSアカウント分析(ファン分析))
- アカウント&ユーザー分析
- 時間帯分析
- 競合アカウント調査
複数のInstagramアカウント、Facebookページ、Twitterアカウントの投稿予約、コメントの一元管理ができるので、アカウントを多数管理している方におすすめです。
料金プラン
公式サイトにて要問い合わせ
SAKIYOMI(サキヨミ)
SAKIYOMIは、分析機能に特化してサービスを提供する他のツールとの差別化として、分析機能に加え、運用代行サービスも提供しているツールです。管理画面も、直感的なわかりやすさに気を付けてデザインされています。
SAKIYOMIでできること
- 投稿、ストーリーズ、アカウント状態の分析によるマーケティングデータが収集可能
- あえて4つの重要指標に絞ることで課題点を明確化し、効果が見込まれる改善施策を提案
- ツールによる分析だけではなく、映像コンテンツによる学習や会員限定の勉強会も開催
- 提携インフルエンサーと連携しての拡散支援
注意
- Instagram以外のSNSには使えないので注意
料金プラン
アカウント種別 | LITE | STANDARD | PROFESSIONAL |
月額料金 | 10,000円/月 | 30,000円/月 | 50,000円/月 |
アカウントスコアリング分析 | 〇 | 〇 | 〇 |
課題発見~改善策の提案 | 〇 | 〇 | 〇 |
会員限定の映像コンテンツ | 〇 | 〇 | 〇 |
会員限定Instagram勉強会(2回/月) | 〇 | 〇 | 〇 |
レポーティング(1回/月) | 〇 | 〇 | 〇 |
スポットコンサルティング (1回1h/2ヶ月) |
〇 | 〇 | 〇 |
hashout(ハッシュアウト)
ハッシュタグ調査において投稿調査実績業界シェアトップ、利用企業総数1000社以上という成果の分析ツールです。
hashoutでできること
- ハッシュタグ分析 Twitter、Instagramに対応
- エンゲージメント調査
- 競合アカウント調査
他のツールよりもプランに幅があって、相談すればカスタムプランも使用できる柔軟さがあります。
料金プラン
プラン名 | 値段 |
スタートプラン | ¥30,000 |
ライトプラン | ¥50,000 |
パストプラン | ¥70,000 |
ミドルプラン | ¥80,000 |
プレミアムプラン | ¥250,000 |
カスタムプラン | 要相談 |
まとめ
今回は、Instagramの運用方法と分析ツールについて紹介してきました!
・運用方法
投稿と分析によるトライアンドエラーで目標達成に近づく!
・確認するべき4つの指標
- フォロワー数
- エンゲージメント率
- 投稿日時
- ハッシュタグ
・おすすめ分析ツール
- Instagramインサイト
- SINIS(サイニス)
- Social Insight(ソーシャルインサイト)
- SAKIYOMI(サキヨミ)
- hashout(ハッシュアウト)