今回はSNSやライブ配信サービスでは禁じ手となっている『フォロワー購入』について解説していきます!
SNSでのインフルエンサーやライブ配信活動を始めたばかりの頃は、自分を知ってくれている人も少なく、なかなかフォロワーも増えませんよね。
しかし根気強く自分の魅力を発信することができれば、人気は自ずとついてくるものです。
しかし中には有名人への憧れ、そして人気が出ない焦り・不安から「フォロワーの購入」に手を出してしまう人も一定数いるようです。
しかし多くのサービスでフォロワーの購入は利用規約よって禁じられています。
またアプリ・サービス内で済めば良いですが、最悪の場合法に触れかねませんし、社会的信用を失うことにもつながりかねません。
そこで本記事ではフォロワー購入の実態と、それを取り巻くリスクについて徹底解説していきます!
フォロワーの購入方法
フォロワー購入は、実は皆さんが思っているよりも簡単で、安価に手に入るようです。
まずは現在確認されているフォロワーの購入場所とその方法についてみていきましょう。
専門業者からの購入
驚くべきことに、フォロワーの売買は現在では一ビジネスとして成り立ってしまっています!
SNSやライブ配信によるインフルエンサーの増加を踏まえると、その影響力の指数である「フォロワー数」を売ると言うことは不思議なことではありません。
また以外にも表立って販売を行なっているようで、フォロワー販売、もしくはpurchase followersなど英語で調べても簡単にヒットするようです。
またフォロワーと一口に行っても、プラットフォームごとに動画の再生数やサクラのリプライ、チャンネル登録者数やコンテンツへの高評価など、購入できるものは多岐にわたるようです。
購入ステップとしては、
② サイトへの会員登録
③ 決済
④ フォロワー獲得(反映までに概ね1〜2週間)
このようにネットショピング感覚でフォロワーは買えてしまうようです。
またフォロワーの売買を行っているサイトは国内外数多く存在しているようで、
比較的日本のアカウントよりも、海外のアカウントからのフォローの方が安く購入できるようです。
オークションサイトでの購入
フォロワーは『ヤフオク』などの大手オークションサイトでも購入できるようです!
検索欄からフォロワーなどと調べるとヒットします。
またオークション形式である都合上、業者を介した購入よりも比較的安価で買える傾向にあるようです。
フォロワー購入の罠とリスク
ここまでフォロワー購入の実態を紹介してきました。
フォロワーは案外身近なところで簡単に購入することができることがわかりました。
しかしフォロワー購入は手軽で安価に行える一方、様々なリスクがつきまといます。
では購入すると具体的にどのようなことが起こるのでしょうか?
利用規約違反
多くの場合、SNSなどではフォロワーの購入は禁止とされています。
実際、大手SNSであるTwitterやInstagramは利用規約にてフォロワーの購入を禁止する旨を発表しています。
Twitterルールは、スパム行為または攻撃的な行為を目的としたアカウントの利用は禁じます。スパムに対するTwitterルールに違反する行為の例は、次のとおりです。
- Twitterアカウントへの反応(フォロワー、リツイート、いいねなど)を購入、販売または作為的に誇張しようとした場合
- FacebookまたはFacebookのサービスから取得されたアカウントやデータを販売、ライセンス供与、または購入してはなりません。
これには、ご自身のアカウント(ユーザーネームを含む)についてその何らかの部分の購入、販売または譲渡を試みること、他のユーザーのログイン認証情報またはバッジの募集、取得、使用を試みること、またInstagramのユーザー名、パスワードを所望または取得したり、アクセストークンを悪用したりしようと試みることなどが含まれます。
両サービスとも、フォロワー購入を行った際は利用規約に違反することになるので、アカウント凍結などの措置を取られることになるでしょう。
仮にこれが企業アカウントなどであった場合は、マーケティングや広報活動ができなくなってしまうだけでなく、フォロワー購入が周知の事実になってしまえば消費者のイメージダウンにもつながってしまうため、とても高いリスクであると言えます。
エンゲージメント率が低くなる
フォロワー自体は簡単に購入することができますが、その後に購入したアカウントが投稿にいいねなどの反応をし続ける保証はありません。
そのためどんなに投稿していても、いいねやシェアの総数が低いとても不自然なアカウントになってしまいます。
このいいねやリツイート、シェアなどは「エンゲージメント」と呼ばれ、フォロワーを購入しているアカウントの多くは、フォロワーの数に対してこのエンゲージメント率の低い、歪なアカウントになっていきます。
そんな不自然なアカウントをフォローしようと思うユーザーもなかなかいないため、結果的に購入した無反応なフォロワーに投稿をし続ける無意味なアカウントに成り下がるでしょう。
ユーザーからの社会的信用を失う
先ほども紹介した通り、フォロワー購入は多くのプラットフォームにて禁止されています。
そもそも利用規約に反した活動を行うと、社会的責任を負うこととなります。
またフォロワーを購入していたことがまともなフォロワーや、ユーザーにバレてしまうと、疑いの目で見られることは避けられないでしょう。
さらにSNSの性質上、一度「信用のないアカウント・企業」として拡散されてしまうと、その情報は瞬く間に広がってしまい、その悪評は拭えなくなってしまいます。
マーケティング効果が期待できない
アカウントを運用する目的の一つとして、フォロワーに自分の投稿を見てもらうと言うことが挙げられます。
特に企業や案件が絡んだ投稿だと、マーケティング的な効果や広告宣伝の目的で運用することもあります。
そんな中、フォロワーを買いすぎて、本来のターゲットであるまともな人間のフォロワーが離れていっては、そのアカウントから情報を発信する意味がなくなってしまいます。
しっかりとマーケティング効果を狙うためにはフォロワーを買うのではなく、ターゲットとなるユーザーをしっかりとフォロワーとして確保するために情報発信の方法を練る必要があります!
フォロワー購入 まとめ
今回はSNSなどで自信をフォローしてくれるアカウントを購入する「フォロワー購入」の実態を紹介してきました。
フォロワー購入は皆さんが思っているよりも身近で、手軽に行われています。
しかしフォロワー購入に手を出すのはその気軽さに対して、かなりリスキーです。
一度手をだしてしまえば、それがバレた際の信用喪失や、本来のアカウント運用の目的が失われてしまいます。
また多くのサービスで禁止されていることでもあるので、アカウントそのものを手放さなければいけなくなります。
フォロワー購入はそういったリスクがとりまいていることをしっかりと頭に入れておきましょう!